2004年スイス旅日記
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写真集
スイス旅行雑学(1)
スイス旅行雑学(2)
スイス旅行を終えて
精神的な休養を取るため、ゆっくりとした旅行を計画しました。どこに行きたいか?と考えた時に思い浮かんだのが、スイスアルプスです。体調が決して良いとは言えないので、ゆったりとスイスアルプスを周遊するツアーを選びました。
10日間の旅を終え、今、帰宅のため成田空港でバスを待っています。5家族11名+添乗員さんのこじんまりした旅でした。初めてのパックツアーでしたが、皆さんにあたたかく受け入れられ楽しい旅を終わらすことができました。皆さん、ほんとうにありがとうございました。
「パックツアー」という言葉に不安感がありましたが、すばらしい旅行ができました。個人旅行では不可能なすばらしい経験を沢山できました。
記憶が新鮮なうちにと思い、つづってきた旅日記を帰国中の飛行機の中で整理しています。総括的なまとめも数日中に整理して書き込むつもりです。
【ツアー参加のみなさんへ】
旅日記で気に入った写真があれば、ご連絡ください。元データをメールで送らさせていただきます。22日までには、絵日記には未掲載のお気に入り写真を縮小版で書き込むつもりです。
/// 08/06 //////////////////
こころのせんたく
「仕事やりすぎ!」と自分の体が訴えています。医者からは「こんなことしてたら突然*する」と言われました。少し休んで心の洗濯が必要みたいです。ここらで区切りをつけましょう。世話になりっぱなしの妻とスイスに行きます。生まれて初めての観光海外旅行に出発します。
私は仕事で、妻は別行動(遊び)でそれぞれ海外旅行経験があるのですが、夫婦一緒の海外旅行は初めてです。けんかしないで楽しんできましょうネ。「海外=つらい出張」のイメージしかない私です。今回は羽を伸ばしてきます。片道12時間のエコノミーシートが耐えられるか?これが一番悩みの種です。初めてのパックツアーです。ゆっくりしたくて、いくつかの企画から選んだらツアータイトルが「熟年海外特選旅行スイスアルプスハイキングと花めぐりスイス周遊10日間」。。。老人の領域に踏み込んできたみたい。パンフレット解りずらい!CADで行程を作りなおしして、やっと全容がわかってきました。きれいな地図はPDF変換したデータで見れます。
/// 08/08 //////////////////
練習
出張先でパソコンを使うことは慣れているのですけど、このような(ココログ)場所は未体験ゾーンです。出張セットで書き込みの練習します。(写真の幅は450ピクセルまでなのネ。)
写真に写っているノートパソコンで画像をトリミング。スピード確認のためPHSカード経由で投稿してます。
出張17点セット
これが私の出張電子セットです。これだけ持っていけばどこでもパソコン使えます。旅先から書き込むつもりです。通信手段は 無線LAN>有線LAN>PHS>アナログ電話です。
左から・・・・
1、バッテリーA 1本でパソコン約3.5時間使えます。
2、バッテリーB
3、バッテリーC
4、パソコン(無線LAN内装。松下製1Kgのやつ)
5、(上段)延長コード
ホテルによっては、掃除機用のコンセントしか
ない部屋もあり。ベットで使う時も必須。
6、(上段)電話線・・・最終(最悪時)通信手段
7、(上段)LAN線
8、(上段)USB携帯電話充電コード
9、(下段)デジカメ用予備バッテリー
10、(下段)PHS通信カード
11、(下段)コンセントアダプター(各国対応)
12、(下段)タコ足コンセント
13、携帯電話充電器(100v専用)
14、パソコンACアダプター(100-240v)
15、デジカメバッテリー充電器(100-240v)
16、デジカメ(撮影中のためケースのみ)
17、ちびマウス
/// 08/12(木) 第1日目(No1)/////////
成田(晴れ)=>チューリッヒ(雨)
予定
【10:30発】成田空港→日本航空451便【15:55着】チューリッヒ・クローテン空港→メーベンピックホテル着
●Hotel:チューリッヒMoevenpick Hotel Zurich Airport(メーベンピック)
◆電話回線でインターネット接続(無線LANも可能でしたが、手続きがわかりづらい)
これから出かけます。04:40
10日間の旅行なのですが、飛行機が片道12時間。往復24時間。旅行時間の10%。時差7時間。自分でコントロールできないパックツアーの中で、「席とり」と「時差コントロール」は自分で出来る大切な作業。「時差」はなんとかなるのですが、問題は「席とり」です。機材はジャンボだから窓:3列/中島:4列/窓:3列。JL451便は、満席に近い模様。理想は中島を占用して横になれればいいのだけれど、今回は無理。一般論でいけば、通路に面した中島を押さえるのだけれど、できれば「窓:3列」を■□■で押さえ(両端を押さえる)、中央席は誰も来なければ楽なのだけれど、思案中。JMBカードを使って、強引に「席とり」しようと思うのだけれど、パックツアーでは許されるのかな???それでは出かけます。
バスから 06:15
1時間遅いバスでもいいのだけれど、安全を見て集合時間(8:30)の1時間前に着くバスに乗りました。(以前、母親がバス遅延で飛行機に乗れなかったことがあった)
バスは乗車率20%。(Air H'で通信)
サクララウンジから 10:00
予定通り07:20成田空港着。予想とおりで成田は観光客であふれています。自分も観光客だけれど・・・・・・・・・・
数えてみたら、今年7回目の出国。でも、生まれて初めてのパックツアー。勝手がちがいます。
チェックインは長蛇の列。JMBカードで並ばずに専用カウンターチェックインしたけれど、今回のツアー11名分はすでに席が押さえてあった。全部窓側3列のブロック。中島の通路側は押さえられなかった。残念。
時間が余っているので、ラウンジに行こうと思ったのに、9:00にツアーの説明があるとのことで、出国手続きできず。添乗員さんのMKさんから「ツアー旅行なので皆と行動してください」との事。当然ですね。団体旅行だから・・・・
結局ラウンジでは
40分休んだだけ。生ビール飲んで少しいい気持ちになりました。今日はラウンジも混んででいます。もうすぐこれから搭乗です。この次の書き込みはチューリッヒのホテルからになります。
チューリッヒ着(雨)
日本時間ではもう13日なのだけれど、7時間の時差のため、まだこちらは12日です。
飛行機の座席はラッキーでした、ほぼ満席なのに窓側3列を2人で利用でこれました。物置きスペースが確保できて、席の出入りにも気兼ねしなくてすみました。
お尻が痛くて、1時間くらいしか寝れませんでした。西回りの時差はそれほどきつくないのでなんとかなると思います。
ハバロフク上空11,000m
快晴ではないのですが、ロシア方面上空はずーっと写真のような状況がつづきました。ほとんど人の生活している景色が見えません。時々、道路らしきもの見えるだけです。別の緑の惑星を飛んでいいるみたいです。
写真は取れませんでしたが、ツンドラ地帯の凍土と雲に機体の陰が写るブロッケン現象も体験しました。偏向のメガネをつけなければ見えませんが・・・・
ウィングレット
長距離用飛行機の主翼端部に角のような立ち上がった羽(ウィングレット)があります。若いころはラジコン飛行機を設計・製作・操縦をやっていたので、以前からすごく気になっていました。
写真を見ると翼端部がねじれていることがわかります。飛行機の翼端は渦が発生し、抵抗が増すことと、低速で旋回した際にこの渦が急激に拡大して揚力を失い「翼端失速」という現象が発生して、低空飛行の場合には墜落の恐れがあります。これを押さえる効果として翼端部をほぼ水平までひねって空気の流れをスムーズにさせます。このあたりの技術は昔からあったのですが、さらにこれを進化させたのが、ウィングレットかな?と思っています。(機上で暇なもので)
では、国内線の短距離用の機材には同型の機種でもウィングレットが無いのはなぜか?多分、離陸時の揚力を高めるためだと思います。ウィングレットは燃費には効果があって、積載能力に対してはマイナスなのかな???と考えました。昔はNASAが公開していた、主翼断面の座標データを元に、飛行特性の方向性を出して、これに合うデータを計算しました。電卓で1日かかりで計算して、原寸原稿を作成し、バルサカット組み立てしていました。この際に「ねじ下げ」を加えると飛行特性がおだやかになった記憶があります。ただ左右対称でねじりさげするための治具を自作してくみ上げなければならないのでむずかしかった。(脱線しました)
チューリッヒ空港(小雨、外気23度くらい)
クラスをS・A・B・Cに分けるとBかな?。規模が小さい。日本人で溢れている。でも入国審査の簡単さはピカ一。パスポートは一瞬みるだけ。スタンプ無し。日本人は大切なお客さんみたい。
メーベンピックホテル20:30
まあ、まあかな・・・、現地時刻で現在20:30気温は20℃以下。今、きれいな虹が出ています。まだ明るいです。
LANのジャックがあるので、フロントで手続き(デポジット)したのだけれど、どうしても接続できず。電話回線接続に切り替え。飛行機で眠れなかったので、眠くなりました。
(後日解ったのですが、無線LANが使えました)
/// 08/13(金) 第2日目/////////
ルツェルン(曇り)=>グリンデルワルト(晴れ)
ルツェルン観光
【09:00発】チューリッヒ→(バス)【10:00着】ルツェルン
シュプロイヤー橋(下車)→(徒歩)カペル橋(下車)→旧市街(下車)【11:30発】ルツェルン→(バス)【12:30着】ブリエンツ【13:14発】ブリエンツ→(船)ブリエンツ湖ランチクルーズ【14:28着】インターラーケン・オスト→(バス)ラウターブルンネン着→シュタウプバッハの滝(下車)→(バス)トゥルンメルバッハの滝観光→【17:30着】グリンデルワルト
●Hotel:グリンデルワルトKREUZ AND POST(クロイツ&ポスト)
◆電話回線でインターネット接続
07:15
昨晩泊まっていたホテルMOVENPICK半袖では寒い
ライオン記念碑(瀕死のライオン)11:00
以前のスイスは貧しい国で、昔は各国に傭兵として出稼ぎをしていたとの事。フランス革命で戦死した人々の記念碑。100年程前のものみたい。地殻変動で地層が斜めになった、花崗岩(?)に見事に彫られていました。槍を刺され、盾は割れ、横たわるライオンです。
700年前のカペル橋、世界最古の木造橋11:40
10年前に、失火でほとんどが消失。修復したそうです。写真はかろうじて残った「たもと部分」屋根付き橋で内部の絵画も見事でした。
400~500年前の壁画12:00
ルツェルンは13世紀からの古い町。400~500年前の建物が旧市街地に散在しています。壁面画がすばらしい。
モノトーン:壁面を色違いで2層の仕上げをして、表層を削りエッジング風の仕上げ(フラクフィット工法)
カラー:半乾きのモルタルに塗色して、耐候性も持たせたフレスコ工法。だそうです。歴史の重さズシンときました。
SLの登山鉄道13:20
今回は乗りませんでした。眼前に迫る。見ていると首が痛くなるような高い尾根を乗り越えて、別世界に連れて行ってくれるようです。
客車と機関車が折れているように見えますが、これは機関車が平均傾斜に合わせておじぎをしているからです。軌道は1m幅。中央にラックがあるアプト式です。たしか蒸気機関は低速回転時のトルクが高かった覚えがあります。登山電車に向いているかも。煙を出さずに登っていきました。油を焚いているのかな。明日はもっとダイナミックな乗り物に乗るみたいです。たのしみ。
ブリエンツ湖ランチクルーズ13:30
メニューはサラダ・サーモン・フルーツ。私はおいしかったですが、妻はサーモンに付け合せのライスがダメなようです。氷河に削られたU字谷が見事。いたるところに絶壁から豊かな水量の滝があったり、おもちゃのような家が並んでいました。デッキに立つと寒い。天気が良くなってきました。
滝見学15:00
アイガーの手前のU字谷の2つの滝を見学。U字谷というよりW500*H1000mのU字構という感じ。左右に垂直の岸壁が迫っていて、いたるところに滝が噴出しています。シュタウプバッハの滝は写真で解るけど、トゥルンメルバッハの滝は写真でも、文書でも説明不可能!。断崖を噴出していた滝が、侵食して地中にもぐってしまい、これを見学できるようにした地中滝。表現できない迫力とマイナスイオン。
シュタウプバッハの滝
/// 08/14(土) 第3日目/////////
グリンデルワルト(晴れ・曇り)
【08:00発】ホテル→(徒歩)
メンリッヒェンハイキングとユングフラウヨッホ観光(ガイド付き)
グリンデルワイト発→(鉄道)グルント発→(4人乗りロープウェイ)メンリッヒェン着→(徒歩/ハイキング)【11:00着】クライネシャイデック(集合写真撮影)クライネシャイデック発→(鉄道)アイガーヴァント(下車)→アイスメーア(下車)→ユングフラウヨッホ[スフィンクス展望台/氷の宮殿など]→クライネシャイデック→【16:00着】グリンデルワルト→【16:05着】ホテル
●Hotel:グリンデルワルトKREUZ AND POST(クロイツ&ポスト)
◆電話回線でインターネット接続
今回のハイライトのひとつです。晴れればいいのだけれど・・・
今、現地時間は22:20。日本は翌日(14日)05:20です。食事も終わり、そろそろダウンしそうです。
晴れてきました07:50
これから出発します。朝まで雨でしたが晴れてきました。アイガーの北壁下にいます。
アイガーが頂上まで見えて迫ってきます。これから行くメンリュヘンの稜線も朝日を浴びて赤く見えます。たぶんユングフラウもクリアになってきているのでは?これから出発です。
クロイツ&ポストホテル
2泊しているホテルです。グリンデルワルト駅前。Aクラスのホテルなのだけれど、少し狭いかな?グリンデルワルトが狭い平地で、山小屋風ホテルなのでしかたがないかも・・・
公衆EmailBox
宿泊先のグリンデルワルトにあった、電話Boxの中です。使い方が解らなかったけど、Emailを送ることができるようです。
あたたかい(アッ!高ーい)
景勝地は日本人がいっぱいです。標識はドイツ語・英語・日本語の3語セットが目立ちます。標高2000mあたりで曇っていると真夏だというのに気温は10℃を切っています。山小屋の売店には、フリースが売っています。日本語のPOPが付いていて、「あたたかい」と書いています。ほんとに寒いので欲しくなりますが、1枚7~8千円します。「アッ!高ーい」妻が買いました。
ハイキング10:00
標高2000m前後を1.5時間かけてハイキングしました。目前にはアイガー・ユングフラウが迫り、足元には高山植物が咲き乱れています。牛・ヤギが放牧されています。
なだらかコース10:30
熟年ツアーのため、整備されたなだらかな下り坂を歩きます。周りは高山植物でいっぱいです。左上に少し見えるのはアイガーの北壁です。
アイガーと氷河11:00
今回の全メンバーです。ツアー11名・添乗員さん・ガイドさん
正面がアイガーの北壁です。残念ながら頂上は雲の合間から時々見えるだけで、撮影時は隠れていました。
ツアー客全員にレシーバーが配布され、ガイドさんの説明が常に耳元で聞こえます。花の名前や、山の説明・眼下の景色等をプロの説明を受けました。自分のペースで歩きながらガイドさんの説明を聞けることはベストでした。「ガイド=道案内」のイメージがありましたが、ガイドブックがいっしょに歩いて説明してくれる感じです。プロの説明、すばらしかったです。個人旅行では不可能な体験をできました。ガイドさん本当にありがとうございました。
右端は氷河です。氷河は3本見れました。
「赤線」はこれから乗る、登山鉄道がアイガーの山中をトンネルで登っていくルートです。最終的にはユングフラウの脇までトンネルが続きます。
登山鉄道13:20
世界一長いロープーウェイGGMゴンドラとハイキングを経て、ユングフラウ鉄道に乗り、標高3471mのスフィンクス展望台まで行きました。電車の背後はアイガーです。
同鉄道はアイガー(3,970m)・メンヒ(4,107m)の内部をくりぬき、トンネルでユングフラウ(4,158m)のたもとまで行く登山鉄道です。
アプト式鉄道
最大傾斜25%の急勾配を、レールの中心に敷かれたラックの上を歯車が回り動きます。365日年中無休で営業しているそうです。台車周りは見事に整備されており、汚れが無く、走行時の動作音も極めて滑らかです。路面電車のような愛嬌のある外観から、乗ってしまうと何も感じませんが、極めて精度が高く、パワフルな鉄道です。1,000mmの狭軌ですがレールの敷設精度もすばらしく、揺れがほとんどありません。
約100年前の1912年から着工(トンネル堀)をはじめて、全長9.3Km。1日あたり300人工で工期16年間。工費15億円で1938年に完成しました。現在の物価に換算するととんでもない工事費だそうです。今から66年前から営業を開始しています。
模型の写真は当初の列車です。右側の小さな車両には巨大なモーターが付いていました。感心したのは、衛生設備で、排水は全てトンネル内に敷設された配管をとおり、2,300m下のグリンデルワルトまで送り処理しているそうです。富士山とは大違いです。
スフィンクス展望台は霧の中
標高3471mのスフィンクス展望台は残念ながら、雲の中でした。外気温-1.8℃。展望台内部は空調が効いて快適ですが、外部は真冬です。たぶん氷河をトレッキングするメンバーだと思うのですが、ピッケル・アイゼン・ザイル装着のグループが準備をしていました。雲が取れれば絶景ポイントなのでけれど残念。富士山より高い高度で、空気も薄く、少しボーっとしました。
まもなくグリンデルワルト
電車を乗り継ぎ、宿泊先グリンデルワルトの町が目の前に見えてきました。あと10分で到着します。
/// 08/15(日) 第4日目/////////
グリンデルワルト(晴れ)=>ツェルマット(晴れ)
シニゲプラッテ観光
【08:00発】グリンデルワルト→(バス)ヴィルダースヴィル着【09:05発】ヴィルダースヴィル駅→(登山鉄道)【09:57着】シニゲプラッテ駅
アルペン植物園散策【11:21発】シニゲプラッテ駅→(鉄道)【12:13着】ヴィルダースヴィル駅→(バス)インターラーケン【15:05着】カンデルシュテーク→(カートレイン)レッチェベルクトンネル(車窓)→【15:40発】ゴッペンシュタイン→(バス)テーシュ発→(列車)ツェルマット着→(徒歩)【17:00着】ホテル
●Hotel:ツェルマットNICOLETTA(ニコレッタ)
◆電話回線でインターネット接続
朝日を浴びるアイガー
今日は雲がひとつも見えない。快晴です。昨日がこの天気なら最高だったのに。
バスは44人乗り。乗客12名
大型バスに添乗員さん含めて12名の旅です。眺めに合わせて席を移動してゆったりです。
アルペン植物園
標高1967mのアルペン植物園までは、登山電車で登ります。個人的には人の手の入った高山植物には興味が無かったのですが景色が最高でした。
登山電車
時速20Km/h程のスピードで50分かけて進みます。
SL
車両には乗れませんでしたが、1894年と表示のあるSLが上まで登ってきました。コークスでお湯を沸かしていました。傾斜に合わせておじぎをしています。トンネルの中は煙たそう。
背景は左から、アイガー・メンヒ・ユングフラウです。
アイガー・メンヒ・ユングフラウ
今日は1日中、見えていました。
アルプス貫通列車
マッターホルンの麓町ツェルマットへ移動するため、アルプスを横断します。トンネル部分はカートレインで移動します。一度に乗用車80台ほどを輸送できるそうです。
ツェルマット着
ツェルマットは日曜日でお祭りもやっているためか、人で溢れていました。まだ良くみていないのですが、おみやげ物屋ではなく、こだわりのある専門店が沢山ありそうです。(17:30撮影)
マッターホルンも見えます。ただ、逆光のため撮影してもシルエットしか見えません。明日の朝、日の出の撮影を狙います。(20:45撮影)
/// 08/16(月) 第5日目/////////
ツェルマット(晴れ)
マッターホルン観光・リッフェルゼーハイキング(ガイド付き)
【08:00発】ホテル→(徒歩)ツェルマット・ゴルナーグラート登山鉄道駅発→(鉄道)ゴルナーグラード駅着→(徒歩)ゴルナーグラート展望台(下車)→ゴルナーグラート駅発→(鉄道)ローテンボーデン着→(徒歩)ハイキング→リッフェルゼー→ハイキング→リッフェルベルグ発→(鉄道)ツェルマット・登山鉄道駅着【午後】自由行動
●Hotel:ツェルマットNICOLETTA(ニコレッタ)
◆電話回線でインターネット接続
夜明け前のマッターホルン(6:15)
この写真をクリックすると拡大画像が表示できます。
朝日を浴びるマッターホルン(6:40)
色・コントラストの調整をいっさい行っていません。
橋の上の撮影ポイントに沢山の人が集まり、皆で歓声を上げました。
登山電車でゴルナードへ(10:30)
宿泊先のツェルマット(1020m)から登山電車でゴルナード(3130m)まで、一気に上がりました。360°のパノラマビューです。感激!!!
ハイキング
高山植物が咲き乱れる中を、迫ってくる氷河や名峰に圧倒されながら、1.5時間のハイキングをしました。
定番写真
日本人は水面に写る「逆さ**」が好きなようです。マッターホルンの紹介もこの逆さマッターホルンが良く載ります。視界が良く、無風でないと撮影できません。ラッキーでした。
大パノラマ
この写真をクリックすると拡大画像が表示できます。
クラインマッターホルンへ
標高3,883mのクラインマッターホルンにロープーウェイを乗り継ぎ、行きました。眼下には大氷河が流れています。空気薄いです。曇っているのに紫外線が強くてサングラスが無いと眩しくてたまりません。
クラインマッターホルン山頂(15:30)
写真は山頂にある十字架です。山頂では視界がきかず、十字架だけを載せます。雲の中に入ってしまい、時々視界が開けますが、良い写真が撮れませんでした。雲は雪のかたまりで、雲が迫ってくると下から雪が吹き上がってきます。気温は温度計が無くてはっきりしませんが、氷点下であることは間違いありません。
雲の隙間から、周りの山々や氷河が見れました。ここはスイスとイタリアの国境近くのため、イタリアの町も見えました。今までで最も標高の高い場所に立ちました。空気が薄くて息が切れます。
/// 08/17(火) 第6日目/////////
ツェルマット(雨)=>サンモリッツ(曇り)
氷河特急8時間のゆっくり乗車の旅
ホテル発→(徒歩)【08:50発】ツェルマット→(列車)新フルカトンネル(車窓)→オーバーアルプパスヘーエ→食堂車にて肉料理の昼食→ランドーワッサー橋(車窓)→アルブラ・トンネル(車窓)→【20:05着】サンモリッツ→(バス)ホテル着
●Hotel:サンモリッツSCHWEIZERHOF(シュバイツァーホフ)
◆無線LANでインターネット接続
氷河特急
GLACIER EXPRESS(グレイシャー・エクスプレス)
マッターホルンのふもと町ツェルマットから高級リゾート地サンモリッツまでの280kmを8時間かけて走る、世界一遅い特急だそうです。ファーストクラス乗車。食堂車で昼食をとります。
ベテラン添乗員さんの手腕で対面座席4席分を2人で使用でき、ゆったりしています。シート間隔が広すぎて足を前に投げ出しても短足の私では前シートに足がとどきません。
車両は天井部分の半分がガラス張りです。深い谷間を走る列車には最高です。
出発の時は暖房が入っていましたが、冷房に切り替わり車内はすごく寒いです。自動制御になっていて、調整が効かないとのこと。
トラブル
先 頭:交換した機関車
2両目:食堂車
3両目:我々が乗車している車両
発車して2時間ほどしたところで、急停車しました。アプト式(歯車の上を走る)のため車の急ブレーキ並のショックで止まりました。1時間半停車。ドイツ語で何を言っているかわかりませんが、きついのぼり坂を後戻りしてFieschという駅で、先頭の機関車を交換しました。急ぐ旅ではないので、かまいませんが・・・・・・・・
差し入れ
カンパニー(鉄道)からのお詫びとして、ビールorコーヒーorミネラルウォーターが配布されました。後でお詫びの意味が解りました。電源系がダウンしてトンネルの中は真っ暗です。車掌さんが懐中電灯を持って歩いています。今、15分かかるフルカトンネルを通過中です。(真っ暗です)
標高2000m食堂車内
Mさん、Hさん。無断掲載ごめんなさい。車内全体を撮影した適当な写真がありませんでした。この解像度ならはっきりしないと思うので・・・・
車内は壁・天井・椅子がくるみ材の仕上げのです。卓上には花が飾られ、なかなかの雰囲気です。
標高2000mを通過しながら昼食をとりました。メニューはサラダ・子牛のソテー・デザートでした。すごく美味しかったです。添乗員さんの力技でメニューを変えてもらいました。ありがとうございました。
ポルトガルのウェイトレスさんのパフォーマンスも最高でした。妻がチップあげたらキスされちゃいました。
食堂車、車窓から
Oberwald駅を少し過ぎた地点です。FIX窓の食堂車から撮影しているので、車内の写り込みがあり、きれいには撮れていません。
森林限界を超え、草原が続いています。このあたりがライン川とローヌ川の分水嶺です。それぞれの源泉周辺をパワフルに峠超えしています。
11時間の列車の旅でした。
08:50定刻発しましたが、8時間乗車の16:55着の予定が、3時間遅れの11時間乗車、20:05になってしまいました。単線のためダイヤが乱れに乱れているみたいです。遅れが原因のようですがスケジュールには無い駅を経由して遠まわりして到着です。添乗員さんがいるから安心していられますが、アナウンスはドイツ語でまったく状況がわかりません。個人旅行では大変なことになっていたと思います。
/// 08/18(水) 第7日目/////////
サンモリッツ(曇り)
ピッツ・コルヴァッチ観光
【09:00発】ホテル→(バス)スールレーユ→(ロープウェイ)ムルテル→ピッツ・コルヴァッチ展望台(下車)→(ロープウェイ/ムルテルにて乗り換え)スールレーユ発→(バス)【12:00着】ホテル【午後】自由行動
●Hotel:サンモリッツSCHWEIZERHOF(シュバイツァーホフ)
◆無線LANでインターネット接続
Hotelシュバイツァーホフ
階段の踊り場に設計図(立面図)が飾ってあり、1899年の表示がありました。築100年のホテルのようです。内外装共に改修が行われており、特に内装は、一見洗練された雰囲気があり、写真を撮りました。
上の写真は食堂です。つい最近改装したと思われますが、歴史を感じさせる内装です。床はじゅうたん敷きなのですが、下地は木床のようです。重みのあるきしみ音が出ます。
下の写真は客室です
下左側:内装は白で統一。スチーム暖房設備部分のみ真ちゅうのパンチングメタル(小さな穴の開いた板)で洒落ています。
下中側:左側の上部が欄間になっている壁はバスルーム。バスルームの明かりが室内に漏れるようになっています。
下右側:バスルームです。内装仕上げは全て人造大理石。取っ手・蛇口等は、シルバー的な風合いのある(一見オール銀製)器具を使用。
なかなか、おしゃれでした。でも客室については、デザインが先行しすぎた感があり、気になるところが沢山ありました。
・バスルームの壁を欄間式にすることにより、遮音性が無くなる。夜トイレに行くために照明をつけると客室全体が明るくなる。
・バスの給排水設備の改修が行われておらず、給湯能力弱い・排水能力弱い。これはバスルームの大切なチェックポイントだと思うのですが。
・バスルームのタオル掛け・棚の位置が、動線を無視しており、濡れたままバスルーム内を動かなくてはならない。
・バスルームの人造大理石は外装材を転用している感じ。角等の端部の仕上げの粗さが目立ち、豪華さが演出できていない。(客用階段の踏面にも使用しており、こちらはGoodでしたが)
標高3303mコルヴァッチ展望台(10:00)
宿泊先のサンモリッツが標高1700mあるため、体が高地に慣れたせいか、ほぼ富士山と同じ高さでもそれほど息苦しくはありませんでした。天候は曇り。下界は晴れでした。下の湖は氷河湖です。狭い平地に集落があります。
氷河の上から
コルヴァッチ展望台から隣接した氷河まで降りて撮影しました。雪解け水の池があります。気温は3℃でした。
/// 08/19(木) 第8日目/////////
サンモリッツ(曇り)=>チューリッヒ(曇り)
ユリア峠・ラインの滝・ラウフェン城他
【08:00発】サンモリッツ→(バス)ユリア峠(車窓)→マルモレーラ湖(車窓)→ソリス橋(車窓)→【10:00着】マイエンフェルト→ハイジの泉(下車)→(バス)リヒテンシュタイン(ファドーツ/下車)→シュタイン・アム・ライン→昼食→旧市街散策(下車)→【15:30着JP08:30】ノイハウゼン→ラインの滝→ラウフェン城(下車)→(徒歩)展望台(下車)→遊覧船乗船→(バス)【17:30着】チューリッヒ
●Hotel:チューリッヒMoevenpick Hotel Zurich Airport(メーベンピックホテルチューリッヒエアポート)
◆無線LANでインターネット接続
ユリア峠での風景
今年は5月に大雪で70cmの積雪があり、雪解けが遅れ高山植物の開花時期が3週間ほど遅れているそうです。おかげで各地で高山植物を観ることができました。
シュタイン・アム・ライン(ラインの宝石)
ローマ時代からの古い町が残っています。そのたたずまいから村の名前が「ラインの宝石」と呼ばれているそうです。我々ツアー以外は日本人がいませんでした。通常のツアーでは時間的な余裕不足で立ち寄れない場所だそうです。すばらしい街です。
道端にはいくつものオブジェがあります。
プランターを覗き込む子供のオブジェ
洗濯物のオブジェ
すばらしい壁画(ラインの宝石)
1476年の表示
半乾きのモルタルに塗色して、耐候性も持たせたフレスコ工法による壁画が見事です。16~17世紀の建物が残っています。
昼食のレストラン
食事も美味しかったのですが、専門のデコレーターがコントロールしているのか、演出が見事でした。女性の方々は美しいトイレに感激していました。
ヨーロッパ最大ラインの滝
こちらも日本人は我々ツアー以外見かけませんでしたが、年間200万人の観光客が訪れるそうです。幅150mの断層部にできたような滝です。日本人はナイアガラ等の滝をイメージするため、ボリューム不足のようで訪れませんが、「ヨーロッパ最大の滝」ということで各国から観光客が訪れています。写真では解りづらいですが、迫力満点でした。中央に島があり、この島まで船で渡りました。魚が滝登りをしていました。
これが船で渡る中島です
/// 08/20(金) 第9日目//////////
チューリッヒ(晴れ)
移動日
【15:00発】ホテル→(バス)【17:50発】チューリッヒ・クローテン空港→日本航空452便
旅10:09/21 成田
【12:30着SW19:30】成田空港
●Hotel:チューリッヒMoevenpick Hotel Zurich Airport(メーベンピック)
◆無線LANでインターネット接続
チューリッヒ市内、朝市
週2回、朝市が開かれます。食料品と花を生産者が販売しています。乳製品が豊富なこと、野菜が少ないこと、花を買う方が多いことが目立ちました。全般的に高いです。(日本の1.5倍?)
感じのいいおばーちゃん
おばーちゃんが手作りのジャム・パン・パウンドケーキを売っていました。ビンのラベルは手書き。パン・ケーキは1つづつラップにくるんでいます。すごく心が和む雰囲気があってジャムを買ってしまいました。味は帰ってからのお楽しみ。
チューリッヒ旧市街地
チューリッヒはスイスの中心都市です。アメリカで言えば、スラム化したダウンタウンとなりそうな場所が大切に残っています。右側の建物はMIYAKE ISSEIの店舗です。
チューリッヒ空港(ラウンジから)
増築工事中のため、一概には言えませんが、今一歩の空港ですネ。お土産をここで買おうとするのは、やめたほうが良いと思います。
空港内のフードコートで軽食を摂ったのですが、他同様に高い。アップルパイ風のパン3.5SF、コカコーラ500mL(ペットボトル)4.5SF、合計8.0SF≒800円!
サイン表示がわかりずらく、JALのラウンジを探すのに10分以上かかってしまいました。新しいラウンジなのだけれど、今ひとつでした。私の評価はS・A・B・CでBクラス。
/// 08/21(土) 第10日目/////////
18:20チューリッヒ発
予定より30分遅れて出発しました。
席は2階席。空席が多いので3列を2人で使用するスタイルで比較的楽でした。
12:20成田到着。
お疲れ様でした。
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