RICHO GR DIGITALとNikon D70比較
無理を承知でD70とGR DIGITALの比較してみました。D70はNikkor ED 17-55mmF2.8Gのワイド端(35mmフィルムで換算25.5mm)。GRDはワイドコンバータWD-1装着(35mmフィルムで換算21mm)で撮っています。GRDは補助レンズを付けての撮影のため不利です。絞りやシャッタースピードの設定に配慮が欠けていたことを反省しています。
撮った場所は9/12に宿泊した札幌京王プラザホテルと9/13と9/14に宿泊した旭岳温泉のホテルベアモンテです。ベアモンテはチェックインした明るい時間帯に撮ったため、カーテンの隙間から外光が入ってしまいました。
D70の画像はRAWで撮影、NikonCaptuer4で変換設定デフォルトのまま高品位JPG化。3008×2000ピクセル。
GR DIGITALの画像は、FINE 3264×2176ピクセルのJPG撮影。
いずれも縮小専用。で800ピクセル幅にリサイズしています。
元画像はこちらからどうぞ。
京王プラザ(D70) 京王プラザ(GRD) ベアモンテ(D70) ベアモンテ(GRD)
■GR DIGITAL長所
D70+ED17-55mmF2.8Gの大きさ・重さ・価格を大きく下回るGR DIGITALなのに立派だと思います。これだけの画質が胸ポケットに入るのはすごいです。
ワイドコンバータを付けて歪みの無い画像もすばらしいです。
■GR DIGITAL短所
露出合わせが難しいです。ハイライト部分が真っ白になる(白飛び)ケースが多く、露出を微調整しないと、思ったような画像が出ません。私はGR DIGITALのモニターで白飛びの限界点を確認できず、1つの被写体に対して露出を変え3~5カット撮って、後でパソコンで選ぶ作業が必要になります。
■D70長所
簡単に撮れます。ボタンやダイヤルの配置が良い事と撮影した画像の白飛び部分がモニター上で点減(ブリンク)するので、短時間で試し撮り(撮っては消す作業を繰り返しながら露出を決めて行く)できます。
■D70短所
大きくて重たいです。カメラが600g。レンズが750g。気軽に持ち歩くことは不可能です。
京王プラザNikon D70 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mmF2.8G(IF)で撮影。(元画像)
露出時間 : 1/1.5秒
レンズF値 : F8.0
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO設定 : 200
露光補正量 : EV0.5
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 17.00(mm)
ホワイトバランスモード : オート
シャープネス : 標準
京王プラザRICOH GR DIGITAL + GW-1で撮影。(元画像)
露出時間 : 1/8秒
レンズF値 : F2.4
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO設定 : 64
露光補正量 : EV-0.7
自動露出測光モード : 分割測光
レンズの焦点距離 : 4.40(mm)
ホワイトバランスモード : オート
シャープネス : 標準
ベアモンテNikon D70 + AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mmF2.8G(IF)で撮影。(元画像)
露出時間 : 1/10秒
レンズF値 : F3.3
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO設定 : 200
露光補正量 : EV-0.5
自動露出測光モード : 中央重点測光
レンズの焦点距離 : 17.00(mm)
ホワイトバランスモード : オート
シャープネス : 標準
ベアモンテRICOH GR DIGITAL + GW-1で撮影。(元画像)
露出時間 : 1/4秒
レンズF値 : F3.2
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO設定 : 64
露光補正量 : EV-0.3
自動露出測光モード : 分割測光
レンズの焦点距離 : 4.40(mm)
ホワイトバランスモード : オート
シャープネス : 標準
ホワイトバランスが思ったようにならなかった。
リサイズした画像では気にならないけれど、元画像だと、壁天井のノイズが気になる。布生地の質感再現性が落ちる。
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