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2004年8月 5日 (木)

08/05はじめまして

はじめまして、5269ともうします。
備忘録代わりにはじめます。

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2004年8月21日 (土)

2004年スイス旅日記

2005年スイス旅日記   2006年スイス旅日記
20040822t0091_1




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   スイス旅行雑学(1)
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   スイス旅行を終えて
精神的な休養を取るため、ゆっくりとした旅行を計画しました。どこに行きたいか?と考えた時に思い浮かんだのが、スイスアルプスです。体調が決して良いとは言えないので、ゆったりとスイスアルプスを周遊するツアーを選びました。
10日間の旅を終え、今、帰宅のため成田空港でバスを待っています。5家族11名+添乗員さんのこじんまりした旅でした。初めてのパックツアーでしたが、皆さんにあたたかく受け入れられ楽しい旅を終わらすことができました。皆さん、ほんとうにありがとうございました。
「パックツアー」という言葉に不安感がありましたが、すばらしい旅行ができました。個人旅行では不可能なすばらしい経験を沢山できました。
記憶が新鮮なうちにと思い、つづってきた旅日記を帰国中の飛行機の中で整理しています。総括的なまとめも数日中に整理して書き込むつもりです。
【ツアー参加のみなさんへ】
旅日記で気に入った写真があれば、ご連絡ください。元データをメールで送らさせていただきます。22日までには、絵日記には未掲載のお気に入り写真を縮小版で書き込むつもりです。

/// 08/06 //////////////////

こころのせんたく
「仕事やりすぎ!」と自分の体が訴えています。医者からは「こんなことしてたら突然*する」と言われました。少し休んで心の洗濯が必要みたいです。ここらで区切りをつけましょう。世話になりっぱなしの妻とスイスに行きます。生まれて初めての観光海外旅行に出発します。
私は仕事で、妻は別行動(遊び)でそれぞれ海外旅行経験があるのですが、夫婦一緒の海外旅行は初めてです。けんかしないで楽しんできましょうネ。「海外=つらい出張」のイメージしかない私です。今回は羽を伸ばしてきます。片道12時間のエコノミーシートが耐えられるか?これが一番悩みの種です。初めてのパックツアーです。ゆっくりしたくて、いくつかの企画から選んだらツアータイトルが「熟年海外特選旅行スイスアルプスハイキングと花めぐりスイス周遊10日間」。。。老人の領域に踏み込んできたみたい。パンフレット解りずらい!CADで行程を作りなおしして、やっと全容がわかってきました。きれいな地図はPDF変換したデータで見れます。
20040812Swiss.GIF

/// 08/08 //////////////////

練習
出張先でパソコンを使うことは慣れているのですけど、このような(ココログ)場所は未体験ゾーンです。出張セットで書き込みの練習します。(写真の幅は450ピクセルまでなのネ。)
写真に写っているノートパソコンで画像をトリミング。スピード確認のためPHSカード経由で投稿してます。

出張17点セット
S_Set
これが私の出張電子セットです。これだけ持っていけばどこでもパソコン使えます。旅先から書き込むつもりです。通信手段は 無線LAN>有線LAN>PHS>アナログ電話です。
左から・・・・
1、バッテリーA  1本でパソコン約3.5時間使えます。
2、バッテリーB
3、バッテリーC
4、パソコン(無線LAN内装。松下製1Kgのやつ)
5、(上段)延長コード
    ホテルによっては、掃除機用のコンセントしか
    ない部屋もあり。ベットで使う時も必須。
6、(上段)電話線・・・最終(最悪時)通信手段
7、(上段)LAN線
8、(上段)USB携帯電話充電コード
9、(下段)デジカメ用予備バッテリー
10、(下段)PHS通信カード
11、(下段)コンセントアダプター(各国対応)
12、(下段)タコ足コンセント
13、携帯電話充電器(100v専用)
14、パソコンACアダプター(100-240v)
15、デジカメバッテリー充電器(100-240v)
16、デジカメ(撮影中のためケースのみ)
17、ちびマウス


/// 08/12(木) 第1日目(No1)/////////
成田(晴れ)=>チューリッヒ(雨)

予定
【10:30発】成田空港→日本航空451便【15:55着】チューリッヒ・クローテン空港→メーベンピックホテル着
●Hotel:チューリッヒMoevenpick Hotel Zurich Airport(メーベンピック)
◆電話回線でインターネット接続(無線LANも可能でしたが、手続きがわかりづらい)

これから出かけます。04:40
10日間の旅行なのですが、飛行機が片道12時間。往復24時間。旅行時間の10%。時差7時間。自分でコントロールできないパックツアーの中で、「席とり」と「時差コントロール」は自分で出来る大切な作業。「時差」はなんとかなるのですが、問題は「席とり」です。機材はジャンボだから窓:3列/中島:4列/窓:3列。JL451便は、満席に近い模様。理想は中島を占用して横になれればいいのだけれど、今回は無理。一般論でいけば、通路に面した中島を押さえるのだけれど、できれば「窓:3列」を■□■で押さえ(両端を押さえる)、中央席は誰も来なければ楽なのだけれど、思案中。JMBカードを使って、強引に「席とり」しようと思うのだけれど、パックツアーでは許されるのかな???それでは出かけます。

バスから 06:15
20040812BUSS1.JPG
1時間遅いバスでもいいのだけれど、安全を見て集合時間(8:30)の1時間前に着くバスに乗りました。(以前、母親がバス遅延で飛行機に乗れなかったことがあった)
バスは乗車率20%。(Air H'で通信)

サクララウンジから 10:00
予定通り07:20成田空港着。予想とおりで成田は観光客であふれています。自分も観光客だけれど・・・・・・・・・・
20040812NARITA_1.JPG
数えてみたら、今年7回目の出国。でも、生まれて初めてのパックツアー。勝手がちがいます。
チェックインは長蛇の列。JMBカードで並ばずに専用カウンターチェックインしたけれど、今回のツアー11名分はすでに席が押さえてあった。全部窓側3列のブロック。中島の通路側は押さえられなかった。残念。
時間が余っているので、ラウンジに行こうと思ったのに、9:00にツアーの説明があるとのことで、出国手続きできず。添乗員さんのMKさんから「ツアー旅行なので皆と行動してください」との事。当然ですね。団体旅行だから・・・・
結局ラウンジでは
20040812narita_2.jpg
40分休んだだけ。生ビール飲んで少しいい気持ちになりました。今日はラウンジも混んででいます。もうすぐこれから搭乗です。この次の書き込みはチューリッヒのホテルからになります。
チューリッヒ着(雨)
日本時間ではもう13日なのだけれど、7時間の時差のため、まだこちらは12日です。
飛行機の座席はラッキーでした、ほぼ満席なのに窓側3列を2人で利用でこれました。物置きスペースが確保できて、席の出入りにも気兼ねしなくてすみました。
20040812JAL.JPG
お尻が痛くて、1時間くらいしか寝れませんでした。西回りの時差はそれほどきつくないのでなんとかなると思います。

ハバロフク上空11,000m
20040812JAL_haba.jpg
快晴ではないのですが、ロシア方面上空はずーっと写真のような状況がつづきました。ほとんど人の生活している景色が見えません。時々、道路らしきもの見えるだけです。別の緑の惑星を飛んでいいるみたいです。
写真は取れませんでしたが、ツンドラ地帯の凍土と雲に機体の陰が写るブロッケン現象も体験しました。偏向のメガネをつけなければ見えませんが・・・・

ウィングレット
20040812JAL_WING.jpg
長距離用飛行機の主翼端部に角のような立ち上がった羽(ウィングレット)があります。若いころはラジコン飛行機を設計・製作・操縦をやっていたので、以前からすごく気になっていました。
写真を見ると翼端部がねじれていることがわかります。飛行機の翼端は渦が発生し、抵抗が増すことと、低速で旋回した際にこの渦が急激に拡大して揚力を失い「翼端失速」という現象が発生して、低空飛行の場合には墜落の恐れがあります。これを押さえる効果として翼端部をほぼ水平までひねって空気の流れをスムーズにさせます。このあたりの技術は昔からあったのですが、さらにこれを進化させたのが、ウィングレットかな?と思っています。(機上で暇なもので)
では、国内線の短距離用の機材には同型の機種でもウィングレットが無いのはなぜか?多分、離陸時の揚力を高めるためだと思います。ウィングレットは燃費には効果があって、積載能力に対してはマイナスなのかな???と考えました。昔はNASAが公開していた、主翼断面の座標データを元に、飛行特性の方向性を出して、これに合うデータを計算しました。電卓で1日かかりで計算して、原寸原稿を作成し、バルサカット組み立てしていました。この際に「ねじ下げ」を加えると飛行特性がおだやかになった記憶があります。ただ左右対称でねじりさげするための治具を自作してくみ上げなければならないのでむずかしかった。(脱線しました)

チューリッヒ空港(小雨、外気23度くらい)
20040812AirPort.JPG
クラスをS・A・B・Cに分けるとBかな?。規模が小さい。日本人で溢れている。でも入国審査の簡単さはピカ一。パスポートは一瞬みるだけ。スタンプ無し。日本人は大切なお客さんみたい。

メーベンピックホテル20:30
まあ、まあかな・・・、現地時刻で現在20:30気温は20℃以下。今、きれいな虹が出ています。まだ明るいです。
LANのジャックがあるので、フロントで手続き(デポジット)したのだけれど、どうしても接続できず。電話回線接続に切り替え。飛行機で眠れなかったので、眠くなりました。
(後日解ったのですが、無線LANが使えました)


/// 08/13(金) 第2日目/////////
ルツェルン(曇り)=>グリンデルワルト(晴れ)
ルツェルン観光
【09:00発】チューリッヒ→(バス)【10:00着】ルツェルン
シュプロイヤー橋(下車)→(徒歩)カペル橋(下車)→旧市街(下車)【11:30発】ルツェルン→(バス)【12:30着】ブリエンツ【13:14発】ブリエンツ→(船)ブリエンツ湖ランチクルーズ【14:28着】インターラーケン・オスト→(バス)ラウターブルンネン着→シュタウプバッハの滝(下車)→(バス)トゥルンメルバッハの滝観光→【17:30着】グリンデルワルト
●Hotel:グリンデルワルトKREUZ AND POST(クロイツ&ポスト)
◆電話回線でインターネット接続
07:15
昨晩泊まっていたホテルMOVENPICK半袖では寒い
20040813Movenpick.JPG

ライオン記念碑(瀕死のライオン)11:00
20040813Lion.JPG
以前のスイスは貧しい国で、昔は各国に傭兵として出稼ぎをしていたとの事。フランス革命で戦死した人々の記念碑。100年程前のものみたい。地殻変動で地層が斜めになった、花崗岩(?)に見事に彫られていました。槍を刺され、盾は割れ、横たわるライオンです。

700年前のカペル橋、世界最古の木造橋11:40
20040813Bridge.JPG
10年前に、失火でほとんどが消失。修復したそうです。写真はかろうじて残った「たもと部分」屋根付き橋で内部の絵画も見事でした。

400~500年前の壁画12:00
ルツェルンは13世紀からの古い町。400~500年前の建物が旧市街地に散在しています。壁面画がすばらしい。
モノトーン:壁面を色違いで2層の仕上げをして、表層を削りエッジング風の仕上げ(フラクフィット工法)
20040813Mural_mono.JPG
カラー:半乾きのモルタルに塗色して、耐候性も持たせたフレスコ工法。だそうです。歴史の重さズシンときました。
20040813Mural_color.JPG

SLの登山鉄道13:20
20040813Steam.JPG
今回は乗りませんでした。眼前に迫る。見ていると首が痛くなるような高い尾根を乗り越えて、別世界に連れて行ってくれるようです。
客車と機関車が折れているように見えますが、これは機関車が平均傾斜に合わせておじぎをしているからです。軌道は1m幅。中央にラックがあるアプト式です。たしか蒸気機関は低速回転時のトルクが高かった覚えがあります。登山電車に向いているかも。煙を出さずに登っていきました。油を焚いているのかな。明日はもっとダイナミックな乗り物に乗るみたいです。たのしみ。

ブリエンツ湖ランチクルーズ13:30
20040813Lunch_1.JPG
メニューはサラダ・サーモン・フルーツ。私はおいしかったですが、妻はサーモンに付け合せのライスがダメなようです。氷河に削られたU字谷が見事。いたるところに絶壁から豊かな水量の滝があったり、おもちゃのような家が並んでいました。デッキに立つと寒い。天気が良くなってきました。

滝見学15:00
アイガーの手前のU字谷の2つの滝を見学。U字谷というよりW500*H1000mのU字構という感じ。左右に垂直の岸壁が迫っていて、いたるところに滝が噴出しています。シュタウプバッハの滝は写真で解るけど、トゥルンメルバッハの滝は写真でも、文書でも説明不可能!。断崖を噴出していた滝が、侵食して地中にもぐってしまい、これを見学できるようにした地中滝。表現できない迫力とマイナスイオン。

シュタウプバッハの滝
20040813Fall.JPG


/// 08/14(土) 第3日目/////////
グリンデルワルト(晴れ・曇り)
【08:00発】ホテル→(徒歩)
メンリッヒェンハイキングとユングフラウヨッホ観光(ガイド付き)
グリンデルワイト発→(鉄道)グルント発→(4人乗りロープウェイ)メンリッヒェン着→(徒歩/ハイキング)【11:00着】クライネシャイデック(集合写真撮影)クライネシャイデック発→(鉄道)アイガーヴァント(下車)→アイスメーア(下車)→ユングフラウヨッホ[スフィンクス展望台/氷の宮殿など]→クライネシャイデック→【16:00着】グリンデルワルト→【16:05着】ホテル
●Hotel:グリンデルワルトKREUZ AND POST(クロイツ&ポスト)
◆電話回線でインターネット接続
今回のハイライトのひとつです。晴れればいいのだけれど・・・
今、現地時間は22:20。日本は翌日(14日)05:20です。食事も終わり、そろそろダウンしそうです。

晴れてきました07:50
これから出発します。朝まで雨でしたが晴れてきました。アイガーの北壁下にいます。
アイガーが頂上まで見えて迫ってきます。これから行くメンリュヘンの稜線も朝日を浴びて赤く見えます。たぶんユングフラウもクリアになってきているのでは?これから出発です。

クロイツ&ポストホテル
20040814Hotel.JPG
2泊しているホテルです。グリンデルワルト駅前。Aクラスのホテルなのだけれど、少し狭いかな?グリンデルワルトが狭い平地で、山小屋風ホテルなのでしかたがないかも・・・

公衆EmailBox
20040814EmailBox.JPG
宿泊先のグリンデルワルトにあった、電話Boxの中です。使い方が解らなかったけど、Emailを送ることができるようです。

あたたかい(アッ!高ーい)
20040814Atataka.JPG
景勝地は日本人がいっぱいです。標識はドイツ語・英語・日本語の3語セットが目立ちます。標高2000mあたりで曇っていると真夏だというのに気温は10℃を切っています。山小屋の売店には、フリースが売っています。日本語のPOPが付いていて、「あたたかい」と書いています。ほんとに寒いので欲しくなりますが、1枚7~8千円します。「アッ!高ーい」妻が買いました。

ハイキング10:00
20040814Cow.JPG
20040814Flower.JPG
標高2000m前後を1.5時間かけてハイキングしました。目前にはアイガー・ユングフラウが迫り、足元には高山植物が咲き乱れています。牛・ヤギが放牧されています。

なだらかコース10:30
20040814Trekking1.JPG
熟年ツアーのため、整備されたなだらかな下り坂を歩きます。周りは高山植物でいっぱいです。左上に少し見えるのはアイガーの北壁です。

アイガーと氷河11:00
20040814Eiger.JPG
今回の全メンバーです。ツアー11名・添乗員さん・ガイドさん
正面がアイガーの北壁です。残念ながら頂上は雲の合間から時々見えるだけで、撮影時は隠れていました。
ツアー客全員にレシーバーが配布され、ガイドさんの説明が常に耳元で聞こえます。花の名前や、山の説明・眼下の景色等をプロの説明を受けました。自分のペースで歩きながらガイドさんの説明を聞けることはベストでした。「ガイド=道案内」のイメージがありましたが、ガイドブックがいっしょに歩いて説明してくれる感じです。プロの説明、すばらしかったです。個人旅行では不可能な体験をできました。ガイドさん本当にありがとうございました。
右端は氷河です。氷河は3本見れました。
「赤線」はこれから乗る、登山鉄道がアイガーの山中をトンネルで登っていくルートです。最終的にはユングフラウの脇までトンネルが続きます。

登山鉄道13:20
20040814Train_2.JPG
世界一長いロープーウェイGGMゴンドラとハイキングを経て、ユングフラウ鉄道に乗り、標高3471mのスフィンクス展望台まで行きました。電車の背後はアイガーです。
同鉄道はアイガー(3,970m)・メンヒ(4,107m)の内部をくりぬき、トンネルでユングフラウ(4,158m)のたもとまで行く登山鉄道です。

アプト式鉄道
20040814Train_1.JPG
20040814Train.JPG
最大傾斜25%の急勾配を、レールの中心に敷かれたラックの上を歯車が回り動きます。365日年中無休で営業しているそうです。台車周りは見事に整備されており、汚れが無く、走行時の動作音も極めて滑らかです。路面電車のような愛嬌のある外観から、乗ってしまうと何も感じませんが、極めて精度が高く、パワフルな鉄道です。1,000mmの狭軌ですがレールの敷設精度もすばらしく、揺れがほとんどありません。
約100年前の1912年から着工(トンネル堀)をはじめて、全長9.3Km。1日あたり300人工で工期16年間。工費15億円で1938年に完成しました。現在の物価に換算するととんでもない工事費だそうです。今から66年前から営業を開始しています。
模型の写真は当初の列車です。右側の小さな車両には巨大なモーターが付いていました。感心したのは、衛生設備で、排水は全てトンネル内に敷設された配管をとおり、2,300m下のグリンデルワルトまで送り処理しているそうです。富士山とは大違いです。

スフィンクス展望台は霧の中
20040814rope.JPG
標高3471mのスフィンクス展望台は残念ながら、雲の中でした。外気温-1.8℃。展望台内部は空調が効いて快適ですが、外部は真冬です。たぶん氷河をトレッキングするメンバーだと思うのですが、ピッケル・アイゼン・ザイル装着のグループが準備をしていました。雲が取れれば絶景ポイントなのでけれど残念。富士山より高い高度で、空気も薄く、少しボーっとしました。

まもなくグリンデルワルト
20040814Train_3.JPG
電車を乗り継ぎ、宿泊先グリンデルワルトの町が目の前に見えてきました。あと10分で到着します。


/// 08/15(日) 第4日目/////////
グリンデルワルト(晴れ)=>ツェルマット(晴れ)
シニゲプラッテ観光
【08:00発】グリンデルワルト→(バス)ヴィルダースヴィル着【09:05発】ヴィルダースヴィル駅→(登山鉄道)【09:57着】シニゲプラッテ駅
アルペン植物園散策【11:21発】シニゲプラッテ駅→(鉄道)【12:13着】ヴィルダースヴィル駅→(バス)インターラーケン【15:05着】カンデルシュテーク→(カートレイン)レッチェベルクトンネル(車窓)→【15:40発】ゴッペンシュタイン→(バス)テーシュ発→(列車)ツェルマット着→(徒歩)【17:00着】ホテル
●Hotel:ツェルマットNICOLETTA(ニコレッタ)
◆電話回線でインターネット接続

朝日を浴びるアイガー
20040815Eiger.JPG
今日は雲がひとつも見えない。快晴です。昨日がこの天気なら最高だったのに。

バスは44人乗り。乗客12名
20040815Buss.jpg
大型バスに添乗員さん含めて12名の旅です。眺めに合わせて席を移動してゆったりです。

アルペン植物園
20040815botanical_garden.JPG
標高1967mのアルペン植物園までは、登山電車で登ります。個人的には人の手の入った高山植物には興味が無かったのですが景色が最高でした。

登山電車
20040815Sl_3.JPG
時速20Km/h程のスピードで50分かけて進みます。

SL
20040815SL_1.JPG
20040815SL_2.JPG
車両には乗れませんでしたが、1894年と表示のあるSLが上まで登ってきました。コークスでお湯を沸かしていました。傾斜に合わせておじぎをしています。トンネルの中は煙たそう。
背景は左から、アイガー・メンヒ・ユングフラウです。

アイガー・メンヒ・ユングフラウ
20040815Aiger_2.JPG
今日は1日中、見えていました。

アルプス貫通列車
20040815Buss_2.JPG
20040815Buss_3.JPG
マッターホルンの麓町ツェルマットへ移動するため、アルプスを横断します。トンネル部分はカートレインで移動します。一度に乗用車80台ほどを輸送できるそうです。

ツェルマット着
20050815Zermatt.JPG
ツェルマットは日曜日でお祭りもやっているためか、人で溢れていました。まだ良くみていないのですが、おみやげ物屋ではなく、こだわりのある専門店が沢山ありそうです。(17:30撮影)
20040815metter.JPG
マッターホルンも見えます。ただ、逆光のため撮影してもシルエットしか見えません。明日の朝、日の出の撮影を狙います。(20:45撮影)


/// 08/16(月) 第5日目/////////
ツェルマット(晴れ)
マッターホルン観光・リッフェルゼーハイキング(ガイド付き)
【08:00発】ホテル→(徒歩)ツェルマット・ゴルナーグラート登山鉄道駅発→(鉄道)ゴルナーグラード駅着→(徒歩)ゴルナーグラート展望台(下車)→ゴルナーグラート駅発→(鉄道)ローテンボーデン着→(徒歩)ハイキング→リッフェルゼー→ハイキング→リッフェルベルグ発→(鉄道)ツェルマット・登山鉄道駅着【午後】自由行動
●Hotel:ツェルマットNICOLETTA(ニコレッタ)
◆電話回線でインターネット接続

夜明け前のマッターホルン(6:15)
この写真をクリックすると拡大画像が表示できます。
20040816Mattar5.JPG

朝日を浴びるマッターホルン(6:40)
20040816Matter1.JPG
色・コントラストの調整をいっさい行っていません。
橋の上の撮影ポイントに沢山の人が集まり、皆で歓声を上げました。

登山電車でゴルナードへ(10:30)
20040816Matter2.JPG
宿泊先のツェルマット(1020m)から登山電車でゴルナード(3130m)まで、一気に上がりました。360°のパノラマビューです。感激!!!

ハイキング
20040816Matter4.JPG
高山植物が咲き乱れる中を、迫ってくる氷河や名峰に圧倒されながら、1.5時間のハイキングをしました。

定番写真
20040816Matter3.JPG
日本人は水面に写る「逆さ**」が好きなようです。マッターホルンの紹介もこの逆さマッターホルンが良く載ります。視界が良く、無風でないと撮影できません。ラッキーでした。

大パノラマ
この写真をクリックすると拡大画像が表示できます。
20040816Pano.jpg

クラインマッターホルンへ
20040816Klein1.JPG
標高3,883mのクラインマッターホルンにロープーウェイを乗り継ぎ、行きました。眼下には大氷河が流れています。空気薄いです。曇っているのに紫外線が強くてサングラスが無いと眩しくてたまりません。

クラインマッターホルン山頂(15:30)
20040816Klein2.JPG
写真は山頂にある十字架です。山頂では視界がきかず、十字架だけを載せます。雲の中に入ってしまい、時々視界が開けますが、良い写真が撮れませんでした。雲は雪のかたまりで、雲が迫ってくると下から雪が吹き上がってきます。気温は温度計が無くてはっきりしませんが、氷点下であることは間違いありません。
雲の隙間から、周りの山々や氷河が見れました。ここはスイスとイタリアの国境近くのため、イタリアの町も見えました。今までで最も標高の高い場所に立ちました。空気が薄くて息が切れます。

/// 08/17(火) 第6日目/////////

ツェルマット(雨)=>サンモリッツ(曇り)
氷河特急8時間のゆっくり乗車の旅
ホテル発→(徒歩)【08:50発】ツェルマット→(列車)新フルカトンネル(車窓)→オーバーアルプパスヘーエ→食堂車にて肉料理の昼食→ランドーワッサー橋(車窓)→アルブラ・トンネル(車窓)→【20:05着】サンモリッツ→(バス)ホテル着
●Hotel:サンモリッツSCHWEIZERHOF(シュバイツァーホフ)
◆無線LANでインターネット接続

氷河特急
20040817cla0.JPG
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20040817cla10.jpg
GLACIER EXPRESS(グレイシャー・エクスプレス)
マッターホルンのふもと町ツェルマットから高級リゾート地サンモリッツまでの280kmを8時間かけて走る、世界一遅い特急だそうです。ファーストクラス乗車。食堂車で昼食をとります。
ベテラン添乗員さんの手腕で対面座席4席分を2人で使用でき、ゆったりしています。シート間隔が広すぎて足を前に投げ出しても短足の私では前シートに足がとどきません。
車両は天井部分の半分がガラス張りです。深い谷間を走る列車には最高です。
出発の時は暖房が入っていましたが、冷房に切り替わり車内はすごく寒いです。自動制御になっていて、調整が効かないとのこと。

トラブル
20040817cla2.JPG
先 頭:交換した機関車
2両目:食堂車
3両目:我々が乗車している車両
発車して2時間ほどしたところで、急停車しました。アプト式(歯車の上を走る)のため車の急ブレーキ並のショックで止まりました。1時間半停車。ドイツ語で何を言っているかわかりませんが、きついのぼり坂を後戻りしてFieschという駅で、先頭の機関車を交換しました。急ぐ旅ではないので、かまいませんが・・・・・・・・

差し入れ
20040817cla3.JPG
カンパニー(鉄道)からのお詫びとして、ビールorコーヒーorミネラルウォーターが配布されました。後でお詫びの意味が解りました。電源系がダウンしてトンネルの中は真っ暗です。車掌さんが懐中電灯を持って歩いています。今、15分かかるフルカトンネルを通過中です。(真っ暗です)

標高2000m食堂車内
20040817cla4.JPG
20040817cla6.JPG
Mさん、Hさん。無断掲載ごめんなさい。車内全体を撮影した適当な写真がありませんでした。この解像度ならはっきりしないと思うので・・・・
車内は壁・天井・椅子がくるみ材の仕上げのです。卓上には花が飾られ、なかなかの雰囲気です。
標高2000mを通過しながら昼食をとりました。メニューはサラダ・子牛のソテー・デザートでした。すごく美味しかったです。添乗員さんの力技でメニューを変えてもらいました。ありがとうございました。
ポルトガルのウェイトレスさんのパフォーマンスも最高でした。妻がチップあげたらキスされちゃいました。

食堂車、車窓から
20040817cla5.JPG
Oberwald駅を少し過ぎた地点です。FIX窓の食堂車から撮影しているので、車内の写り込みがあり、きれいには撮れていません。
森林限界を超え、草原が続いています。このあたりがライン川とローヌ川の分水嶺です。それぞれの源泉周辺をパワフルに峠超えしています。

11時間の列車の旅でした。
20040817cla9.jpg
08:50定刻発しましたが、8時間乗車の16:55着の予定が、3時間遅れの11時間乗車、20:05になってしまいました。単線のためダイヤが乱れに乱れているみたいです。遅れが原因のようですがスケジュールには無い駅を経由して遠まわりして到着です。添乗員さんがいるから安心していられますが、アナウンスはドイツ語でまったく状況がわかりません。個人旅行では大変なことになっていたと思います。


/// 08/18(水) 第7日目/////////
サンモリッツ(曇り)
ピッツ・コルヴァッチ観光
【09:00発】ホテル→(バス)スールレーユ→(ロープウェイ)ムルテル→ピッツ・コルヴァッチ展望台(下車)→(ロープウェイ/ムルテルにて乗り換え)スールレーユ発→(バス)【12:00着】ホテル【午後】自由行動
●Hotel:サンモリッツSCHWEIZERHOF(シュバイツァーホフ)
◆無線LANでインターネット接続

Hotelシュバイツァーホフ
20040818Hotel1.jpg
20040818Hotel2.jpg
階段の踊り場に設計図(立面図)が飾ってあり、1899年の表示がありました。築100年のホテルのようです。内外装共に改修が行われており、特に内装は、一見洗練された雰囲気があり、写真を撮りました。
上の写真は食堂です。つい最近改装したと思われますが、歴史を感じさせる内装です。床はじゅうたん敷きなのですが、下地は木床のようです。重みのあるきしみ音が出ます。
下の写真は客室です
下左側:内装は白で統一。スチーム暖房設備部分のみ真ちゅうのパンチングメタル(小さな穴の開いた板)で洒落ています。
下中側:左側の上部が欄間になっている壁はバスルーム。バスルームの明かりが室内に漏れるようになっています。
下右側:バスルームです。内装仕上げは全て人造大理石。取っ手・蛇口等は、シルバー的な風合いのある(一見オール銀製)器具を使用。
なかなか、おしゃれでした。でも客室については、デザインが先行しすぎた感があり、気になるところが沢山ありました。
・バスルームの壁を欄間式にすることにより、遮音性が無くなる。夜トイレに行くために照明をつけると客室全体が明るくなる。
・バスの給排水設備の改修が行われておらず、給湯能力弱い・排水能力弱い。これはバスルームの大切なチェックポイントだと思うのですが。
・バスルームのタオル掛け・棚の位置が、動線を無視しており、濡れたままバスルーム内を動かなくてはならない。
・バスルームの人造大理石は外装材を転用している感じ。角等の端部の仕上げの粗さが目立ち、豪華さが演出できていない。(客用階段の踏面にも使用しており、こちらはGoodでしたが)

標高3303mコルヴァッチ展望台(10:00)
20040818Mount.jpg
宿泊先のサンモリッツが標高1700mあるため、体が高地に慣れたせいか、ほぼ富士山と同じ高さでもそれほど息苦しくはありませんでした。天候は曇り。下界は晴れでした。下の湖は氷河湖です。狭い平地に集落があります。
20040818hyo.jpg

氷河の上から
コルヴァッチ展望台から隣接した氷河まで降りて撮影しました。雪解け水の池があります。気温は3℃でした。


/// 08/19(木) 第8日目/////////
サンモリッツ(曇り)=>チューリッヒ(曇り)
ユリア峠・ラインの滝・ラウフェン城他
【08:00発】サンモリッツ→(バス)ユリア峠(車窓)→マルモレーラ湖(車窓)→ソリス橋(車窓)→【10:00着】マイエンフェルト→ハイジの泉(下車)→(バス)リヒテンシュタイン(ファドーツ/下車)→シュタイン・アム・ライン→昼食→旧市街散策(下車)→【15:30着JP08:30】ノイハウゼン→ラインの滝→ラウフェン城(下車)→(徒歩)展望台(下車)→遊覧船乗船→(バス)【17:30着】チューリッヒ
●Hotel:チューリッヒMoevenpick Hotel Zurich Airport(メーベンピックホテルチューリッヒエアポート)
◆無線LANでインターネット接続

ユリア峠での風景
20040819Buss1.JPG
今年は5月に大雪で70cmの積雪があり、雪解けが遅れ高山植物の開花時期が3週間ほど遅れているそうです。おかげで各地で高山植物を観ることができました。

シュタイン・アム・ライン(ラインの宝石)
20040819Stain1.JPG
ローマ時代からの古い町が残っています。そのたたずまいから村の名前が「ラインの宝石」と呼ばれているそうです。我々ツアー以外は日本人がいませんでした。通常のツアーでは時間的な余裕不足で立ち寄れない場所だそうです。すばらしい街です。
道端にはいくつものオブジェがあります。

プランターを覗き込む子供のオブジェ
20040819Stain2.JPG

洗濯物のオブジェ
20040819Stain3.JPG

すばらしい壁画(ラインの宝石)
20040819Stain4.JPG

1476年の表示
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半乾きのモルタルに塗色して、耐候性も持たせたフレスコ工法による壁画が見事です。16~17世紀の建物が残っています。

昼食のレストラン
20040819Rest1.JPG
20040819Rest6.JPG

食事も美味しかったのですが、専門のデコレーターがコントロールしているのか、演出が見事でした。女性の方々は美しいトイレに感激していました。


ヨーロッパ最大ラインの滝
こちらも日本人は我々ツアー以外見かけませんでしたが、年間200万人の観光客が訪れるそうです。幅150mの断層部にできたような滝です。日本人はナイアガラ等の滝をイメージするため、ボリューム不足のようで訪れませんが、「ヨーロッパ最大の滝」ということで各国から観光客が訪れています。写真では解りづらいですが、迫力満点でした。中央に島があり、この島まで船で渡りました。魚が滝登りをしていました。
20040819FL1.JPG

これが船で渡る中島です
20040819FL3.JPG
20040819FL2.JPG

/// 08/20(金) 第9日目//////////

チューリッヒ(晴れ)
移動日
【15:00発】ホテル→(バス)【17:50発】チューリッヒ・クローテン空港→日本航空452便
旅10:09/21 成田
【12:30着SW19:30】成田空港
●Hotel:チューリッヒMoevenpick Hotel Zurich Airport(メーベンピック)
◆無線LANでインターネット接続

チューリッヒ市内、朝市
20040820z.JPG
週2回、朝市が開かれます。食料品と花を生産者が販売しています。乳製品が豊富なこと、野菜が少ないこと、花を買う方が多いことが目立ちました。全般的に高いです。(日本の1.5倍?)

感じのいいおばーちゃん
20040820z_1.JPG
おばーちゃんが手作りのジャム・パン・パウンドケーキを売っていました。ビンのラベルは手書き。パン・ケーキは1つづつラップにくるんでいます。すごく心が和む雰囲気があってジャムを買ってしまいました。味は帰ってからのお楽しみ。

チューリッヒ旧市街地
20040820z_2.JPG
チューリッヒはスイスの中心都市です。アメリカで言えば、スラム化したダウンタウンとなりそうな場所が大切に残っています。右側の建物はMIYAKE ISSEIの店舗です。

チューリッヒ空港(ラウンジから)
20040820z_3.JPG
増築工事中のため、一概には言えませんが、今一歩の空港ですネ。お土産をここで買おうとするのは、やめたほうが良いと思います。
空港内のフードコートで軽食を摂ったのですが、他同様に高い。アップルパイ風のパン3.5SF、コカコーラ500mL(ペットボトル)4.5SF、合計8.0SF≒800円!
サイン表示がわかりずらく、JALのラウンジを探すのに10分以上かかってしまいました。新しいラウンジなのだけれど、今ひとつでした。私の評価はS・A・B・CでBクラス。


/// 08/21(土) 第10日目/////////
18:20チューリッヒ発
20040821Fri.JPG
予定より30分遅れて出発しました。
席は2階席。空席が多いので3列を2人で使用するスタイルで比較的楽でした。

12:20成田到着。
お疲れ様でした。



関連記事
     写真集
     スイス旅行雑学(1)
     スイス旅行雑学(2)
     スイス旅行を終えて


お・し・ま・い



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2004年8月22日 (日)

スイス旅行を終えて

8月12日~8月21日の10日間スイスを旅行しました。
ひょっとしたら、また行くかもしれません。総括的な備忘録です。
///天候と花////////////////////////////////////
今回の旅行テーマは「ハイキングと花めぐり」です。
日本では、本格的な登山となる場所まで電車で行けます。気軽さと厳しさが同居しています。
天候:東京での気候で表現すると冬から初夏までを体験しました。登山電車等で3,000m超の山頂に行くと氷点下の場所もあります。屋内にいるだけなら、軽装で済みますが、外気に触れるには重ね着して+フリース+ウィンドブレーカー+手袋が必要でした。雪も経験しています。高所で荒天となると風が強いので傘は利用できません。本格的な雨具を用意したほうがいいと思います。(今回は幸いにも使用しませんでした)
日差し:3,000m超の高地になると、曇っていても雪の上ではまぶしいほどです。サングラスは必須です。日焼けも注意しないとつらい思いをします。
花:ピークは日本と同様に7月のようです。今年は5月に大雪があり、雪解けが遅れたため3週間ほど花の季節が遅くなっているそうです。ラッキーでした。でも、すでに開花のピークは超えていた感があります。ピーク時はすごい景色が見られると思います。

///初めてのパックツアー////////////////////////////////////
旅の楽しみは、ストーリーを組み立てる準備段階から始まるもので、これをショートカットし、さらに始まってから軌道修正ができないパックツアーは旅では無い。と思っていました。
今回は良い意味で大はずれしました。
・11名の少人数旅行。
・ゆとりの座席。バスは1人で4席。列車は2人で4席。飛行機は2人で3席。
・すばらしかった、添乗員さんと現地ガイドさん。
・Aクラス以上のホテル連泊。
・食事が全部付く。
・ゆっくりとしたスケジュール。
・日本人がいないような名所を訪ねられた。
結果として、プライバシーが守られながら、添乗員さんに身を預けた気軽で、中身の濃い旅行ができました。
個人旅行では、これだけの旅行は不可能です。

///ホテルについて////////////////////////////////////
◆今回は4つ星・5つ星のホテルに泊まりました。たぶんスイスでは高いレベルのはずです。
【チューリッヒ】
    ★★★★★Moevenpick Hotel Zurich Airport(メーベンピックホテルチューリッヒエアポート)
【グリンデルワルト】
    ★★★★KREUZ AND POST(クロイツ&ポスト)
【ツェルマット】
    ★★★★NICOLETTA(ニコレッタ)
【サンモリッツ】
    ★★★★SCHWEIZERHOF(シュバイツァーホフ)
◆食事
今回のツアーは全行程食事付きで、昼食でも3,000円クラスの内容で、ボリュームもたっぷりでした。
私は郷土料理や本場のイタリア・ドイツ料理を食べれて満足だったのですが、毎日こってりした料理が続き胃がダウンされた方もいらっしゃいました。おいしいことは確かなのですが、10日間の年配者向けのツアーですから、2~3回程度、息抜きできる食事があると喜ばれるかもしれません。
やせた土地柄で、野菜類は輸入に頼っていることが要因のようですが、野菜サラダが付かない夕食や朝食がありました。肉食文化なのかな?
スイスは酪農国で、乳製品(チーズ・ヨーグルト)が豊富でどれを食べてもおいしかったです。1,500~3,000m級の山に放牧されて育っている乳牛のせいか、牛乳の味がキュッとしまっていました。
飲み物だけは実費精算のため、その都度清算しましたが、高いです。ホテルでなくても同様の値段がしました。
  ミネラルウォーター・ジュース:4.5SF
  生ビール(小):3.8SF
  生ビール(中):6.5SF
  グラスワイン:4SF以上
   1SF(スイスフラン)≒100円です。ビールが一番安い感じです。
◆水
スイスの水道水は飲めるそうです。蛇口を開いて直接飲んだことはなかったのですが・・・・・・
レストランで出される水が水道水のようでした。具合の悪くなった方はいらっしゃらないようでした。
◆通信環境
あまり快適とは言えませんでした。
◎無線LAN
メーベンピックホテルチューリッヒエアポートとシュバイツァーホフでは有料の無線LANが利用できましたが、日本語による解説は無く、初期表示時言語はドイツ語で英語に切り替えしようにも、ドイツ語ではどうすればいいのか、極めてわかりづらいでした。
使用料の清算はプリペイドカードとクレジットカードの2つです。
無線LANの料金体系は30分9SF(約900円)・2時間19sf(約1,900円)です。最初は2時間コースを利用したのですが、どうも「2時間」はログオンしている積算時間ではなく、ログオンから2時間後までの意味みたいです。メールを受信して、返事を書くためログオフし、再度ログオンしようとしたら「時間切れ」となってしまいました。
◎電話回線
ニコレッタでは、電話線を接続してもモデムが反応せず、困ってしまいました。どうもヨーロッパは2方式あるようで、フロントからアダプターをもらってなんとかしました。
シュバイツァーホフはデジタル電話で、モデム利用できませんでした。どのホテルも有線LANは装備されておらず、シュバイツァーホフに宿泊する際、無線LANを利用できない場合は、通信手段がないかもしれません。
◆施設
建具の据付精度が悪く、鍵が掛けづらいドアがほとんどでした。お湯の出が悪いホテルもあったりしてある程度、割り切りが必要かもしれません。
◆備え付け品
私はアメリカ・中国・東南アジア数カ国しか宿泊の経験が無かったのですが、ヨーロッパは最もシンプルかもしれません。
バスルームに置いてあるものは固形石鹸のみ(たしかクロイツ&ポストはこれすら無かった?)ボトル式の液体石鹸が用意されているのだけれど、ボディー&シャンプー共用タイプで今ひとつでした。マイ石鹸&マイシャンプー持参がGoodです。
半分のホテルに湯沸し機がありませんでした。お茶・おかゆ・カップ麺などを持っていく場合は、携帯用の湯沸し機も用意するほうが無難です。
◆電源
スイスの電圧は220Vです。他の国でそこそこのホテルに泊まるとバスルームにはアメリカ向けに110Vのコンセントがあるものですが、今回はクロイツ&ポストとニコレッタにしか装備されていませんでした。

///持っていけば良かった物////////////////////////////////////
◆トレッキングシューズ
今回は荷物の量を減らすため、カジュアル+ハイキング向けのMERRELLMERRELL.JPGを夫婦で履いていきました。防水処理してありスパッツと併用すれば、万一雨の中でもなんとかなると思ったのですが、雪(氷河)の上を歩くのには役不足でした。雪が靴の中に入ってきてしまいます。やはりトレッキングシューズとカジュアルシューズの2種類用意するべきでした。
◆まともなカメラ
写真は10日間で約1000枚撮影しました。不要写真はその都度削除していますので、実際にシャッターを押した回数はもっと多かったはずです。移動中のバスの中でパソコンにデータを移し変えていたので、メモリの空き容量不足にはなりませんでしたが、他の方々はメモリー不足で悩まれていたようです。
私の場合、問題となったのは、カメラの性能です。私は若いころカメラ小僧だったのですが、最近はまったく興味が無く今回もCanonIXY 光学3倍 4.0Mpixelsを持っていきました。(写っていればいいと思っていました)
一方で心の中では、一生の記憶になるのだから、もっと高級なカメラ(Canon EOSあたり)を買って行こうか迷いもありました。
ところが、現地に入って自分でびっくりするような衝動が起きました。結論は「もう少しまともなカメラで写真を撮りたい!!」です。たとえば、音楽に置き換えると、年を重ねてから若かりし頃の音楽を聴くとここち良さを感じるのは、自分の耳が良い音を感じているのでは無く、楽しかった若かりし頃を思い出すためだといいます。すでにその頃の高い感受性は失ってしまい、単なる昔の思い出を頭の中で巡らせているだけだ。と思っていました。
写真の被写体になる風景も同じだと思っています。小学生のころ花の色を見て「きれい」と感じたり、学生時代に日光の紅葉を見て感激した、あの感受性は自分には無くなっている思っていました。
ところが、スイスの景色を見て昔の感性がよみがえってきました。「美しさ」を感じられたのです。そしてその美しさをカメラで撮影できないことに悔しさを感じました。「もっといいカメラが欲しい!」
今回持って行ったカメラには不満があります。(安いカメラなので当然ですが)
・被写界深度(ボケ味)コントロールができない。
・ボケ味が悪い。
・絞りが開放に近くなると、極端に画質が低下する。
・シャッタースピードがわからない。
・シャッターレスポンスが悪い。
・連続撮影ができない。
・直射日光下ではディスプレイ上の表示がはっきりせず、どこにピントが結んでいるのかわからない。(高山植物はめくら撮り状態だった)
・輪郭がはっきりしない。(チップの能力?)
//荷物の重量制限について/////////////////////////////////////////
いくらハイキングといっても、一通りの装備を持っていかなくてはなりません。シューズだけでもけっこうな重さになるはずです。帰りはワインのお土産等が加わるため、重量はさらに増加します。
最近は飛行機の持込荷物重量制限が厳格になっているそうです。エコノミーですと基準では20Kgまで、以前は28Kgくらいまでは見逃してくれたそうですが、最近は23Kgあたりがボーダーラインだそうです。重量チェックの際は機内持ち込み荷物まで重量チェックされました。オーバーすると1Kgあたり6,000円だそうです。大変な金額になります。
今回のツアーでは超過料金を取られた方はいらっしゃらなかったのですが、ミネラルウォータなどは、チェックインが終わってから購入したほうが無難です。超過課金となった場合は500ml×2本で6,000円ということになっちゃうかもしれません。
空港までアテンドいただいた、スイス在住の方は最近日本に帰る際、8万円徴収られたとおっしゃっていました。

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写真集

写真をピックアップして登録しました。初めての作業のため先が読めず、しんどかったです。
作業手順が進んでから、大きなミスに気付きました。写真掲載の順序が時系列になっていないのです。
直そうと思ったのですが、時間不足とやる気の問題で、さしあたってはこのまま掲載しちゃいます。
そのうち整理するつもりです。
写真集は広い画面のディスプレイ上で作成しました。あとでノートパソコンで確認したら、写真下部が画面からはみ出してしまうことに気付きました。このような場合は「全画面表示」にすると改善できると思います。手直しはしんどいのでこのままでいきます。
カメラの責任にしてはいけないのですが・・・・
もう少し、良いレンズとチップとマニュアル操作性とピント合わせ確実にできればなぁ・・・・と思っています。EOS買って行けば良かった(反省)
写真集
ツアーに同行いただいた皆さんへ
写真は全て、縮小して掲載しています。もし元写真が必要な方はご連絡ください。
皆さんが写っている写真集も非公開で用意してあります。

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2004年8月24日 (火)

スイス旅行雑学

旅行の空き時間で日記をつづったため、書き込み漏れがあります。

標高3,000mの小魚
20040824Fish.jpg
逆さマッターホルンで有名なリッフェル湖には「はや」の一種の小魚が沢山泳いでいます。近くの湖には生息していません。
ガイドさんの説明によると「推測のレベルですが,標高の低い湖で鳥が足に魚の卵を付けてこの湖に飛来、繁殖した。」とのことでした。ナルホド。ナルホド。

ブリエンツ湖をランチクルーズした船の機関部
29940824ship.jpg
2日目に昼食を摂った観光船は船体中央、両サイドに水車を持ったクラシカルな船でした。
その水車を駆動するクランク部分が客室から見えるようになっていっます。見事に磨き上げられ、おしゃれなメカニックマンがキビキビ動いています。短い停船時間にクランクベアリング部にあるオイルポットに注油しています。ダイナミックさと美しさが印象的でした。
クランクの駆動は油圧のような感じでした。起動時がパワフルでエンジンのうなりが聞こえません。外観はクラッシックですがけっこうハイテクの船かもしれません。両サイドの水車を反転させることにより、タグボートのような小回りができます。

モデル犬の通勤姿
20040824Dog.jpg
マッターホルンを眺望できるゴルナーグラード展望台には、記念写真のモデル犬(セントバーナード)がいます。朝早い登山電車で展望台に向かったのですが、このワンちゃんと一緒でした。50分の間おとなしくしていました。ワンちゃんを連れたスイスの方が我々日本人がいることを意識してワンちゃんに「待て!」と言っていました。日本語が通じるみたい。ゴルナーグラード展望台は日本人でいっぱいです。
電車の中では、写真撮影してもOKでしたが、展望台ではプロのモデルですので無断撮影NGでした。

ホテル:シュバイツァーホフの灰皿
20040824hotel.jpg
スイスは、タバコを吸うひとが少ないみたいなのですが、どこでも喫煙OKみたいです。歩きながら吸っているし、どこにも灰皿が置いてあります。嫌煙家としては良い印象とは言えませんでした。その中で「ホッ」としたのがサンモリッツで宿泊したホテル:シュバイツァーホフ内のパブリック部分に配置された灰皿です。砂の上にホテルのロゴが型押ししています。吸殻を入れるのを迷ってしまうような雰囲気です。「ホッ」としました。

スイスの入出国手続き
29940824Visas.jpg
地続きで各国の人々が大量に入るため管理しきれないのが実際のような気がしますが、空港での入出国手続きはあっけないものでした。
入国時はパスポートの表面を見せるだけでOK。中身見ず。スタンプも押してくれません。
出国時はツアーの皆さんがまとまって手続きしたのですが、最初の1名だけパスポートをサッと見て、その一行と判断したら、残りは皆ノーチェック。呆れてしまいました。
写真のスタンプはスイスと隣接しているリヒテンシュタインのスタンプです。両国間の国境には検問無し、自由出入りできます。入国した証拠として観光局に行くと2スイスフラン(約200円)でスタンプ押してくれます。まぁ、観光記念のスタンプをパスポートに押してくれる数少ない国というところです。

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2004年8月27日 (金)

小型パンタと電気ストーブと客待犬

20040827.jpg
スイスにはレールに歯車を組み込んだ登山電車が沢山走っています。25%くらいの急勾配を上ったり、下ったりします。車でも躊躇するような坂道をうなり音も立てずにノロノロ走っていきます。
登山電車に乗っていて、なんとなく気になっていたのが「2連の小型パンタグラフ」と「放熱器?」です。帰ってきてから考え直すと・・・・・・・・やっぱり解りません。

2連の小型パンタグラフ
トンネルの掘削量を少なくするため、天井が低くなり、結果としてパンタグラフが小型化するの解るのですが、なぜ架線がダブルなのかわかりません。多い場合は1車両に前後2セット、4基のパンタグラフがついています。機関車ではなく、客車に4基です。運転席の計器盤を撮影しておけば良かった。電圧計と電流計数値を見ておけば良かった。
(トンネルは生々しい跡が残る100年前の施工された手堀りです。ダイナマイトを使用していたそうです。・・・・だから穴は円筒では無い?)
  (あとで解ったのですが、 3相電源 でした。)
屋根部の巨大な電気ストーブ?
電車の屋根には、大きなユニットが取り付けられています。外装に大きなスリットが入り中が覗けます。構造的にも変色具合からも放熱器のような感じでした。現地ではただ、それだけを感じていたのですが、今思い返すと「電気ブレーキ」かな?と思います。登山電車は下り坂でもモーターの負荷音が登り時と同じように聞こえます。たぶん車のエンジンブレーキと同じような電気ブレーキを使用していると思います。(モータを発電機として使用してブレーキにする)
アイガーの山腹を貫いて走る登山鉄道には、発電した電気を戻す、回生電気ブレーキ(カイセイの漢字が自信ない)を使用しているようなことも聞きましたが、写真の電車は放熱しているのかな?たぶん巨大な「電気ストーブ」だと思うのですが・・・・・   やっぱりわかりません。

客待ちのワンちゃん(モデル犬)
電車の到着・出発前後に記念撮影で忙しいのですが、今は暇そうです。
電車で一緒だったセントバーナドのワンちゃんが休憩しています。
私達も記念写真撮ってもらいました。写真は麓駅のツェルマットの写真屋さんに飾ってあり、気に入ったら買う。というシステムです。気に入ったので10スイスフラン(≒1000円)で買いました。

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2004年8月29日 (日)

08/29バーベキュー

息子の友達集合。総勢17名。
20040829_4.jpg
台風16号が接近中のため荒天模様(どしゃ降り)の中で、お好み焼・焼きそば・焼肉。
結局車庫で強行しました。皆は満足したもよう。みんないい子だ。若さがうらやましい。
今、2階のリビングで歓談している。

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2004年8月30日 (月)

撮れなかった言い訳

高山植物が咲き乱れるスイスアルプスで、花の写真をほとんど撮りませんでした。理由(言い訳)はデジカメのせいです。
撮影できるような状況でなく、撮る意欲が無くなってしまいました。(言い訳)

持っていたデジカメはCanonIXY 光学3倍 4.0Mpixels。
20040830ixy.jpg
◆液晶見づらい
持って行ったCanonIXYは、被写体の中から輪郭のはっきりした部分をピックアップして、焦点を合わせます。液晶画面ではその焦点が緑色の1ピクセル線枠で表示されます。焦点ポイントは不定です。その都度変化します。(私としては中心が焦点ポイントになっていて、まずはピント合わせてから、フレームを決め、シャッターを切るのが好きなのですが・・)
問題は小さな花を撮影する時です。レンズは下に向きになります。そうすると液晶画面は直射日光が当たり、極めて見づらくなります。自分の体で影を作って液晶画面を見やすくすると、花まで日陰の中に入ってしまいます。
さらにまずいことに、焦点ポイントが緑色枠で表示されることです。葉の緑と同化して枠が見えません。

◆ファインダーが使えない
液晶画面が使い物にならなければ、光学ファインダーを使えばいいのですが、オマケみたいで小さくで見にくく、そして決定的問題はファインダー内では、焦点ポイントが表示されないのです。だからピント調整が微妙な接写はファインダーが使えません。

◆望遠が使いづらい
望遠側でマクロ撮影すれば、高山植物を踏まないように無理な姿勢をとらなくていいのですが、手ブレが心配です。ファインダーを覗いての撮影の場合、ひじが体に付くので手ブレ対策になるのですが、液晶画面だと、肘が浮いてしまい、手ブレが心配です。さらに持っていったCanonIXYはシャッタースピードがわかりません。調整もできません。

◆絞り調整ができない
花と背景の両方にピントを合わせたい時は、絞りきって。ボゲ味を出したい時は開放状態で。ということができません。せいぜいいじれるのが、感度調整だけです。そもそもレンズに絞りが付いているのでしょうか?

◆撮る意欲が・・・・
CanonIXYにこんな文句を言う、私がバカなのですが・・・・
レンズやチップの能力は別としても、これだけ悪条件が揃うと花を撮る気になれなくなります。ほかのデジカメもこんなものなのかな?せめて「スポーツモードとか風景モード」と「オートフォーカスポイント切り替え」ついていればいいのでけれど。
でも、たぶんステップ方式で完全なピント合わせはできないような気がしますが・・・

あとで解りました。撮影モードにオートとマニュアルがありまして、マニュアルモードにすると「オートフォーカスポイント切り替え」が可能でした。取り扱い説明読まない人間なもので・・・・・・・・・・・・

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